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Uxmal - 2
ウシュマル遺跡 魔法使いのピラミッド頂上から見下ろした尼僧院
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魔法使いのピラミッドのすぐ裏手に“矩形の尼僧院”と呼ばれる遺構がある。
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ここにキリスト教的な修道女たちやインカ帝国の太陽の処女みたいな巫女たちがいたかどうかは判らない。多分、そんな人たちはここには居なかった。尼僧院なんて、後で西洋人がただイメージだけで勝手にネーミングしたものだから。
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ウシュマル遺跡 尼僧院のプウク様式装飾
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プウク様式の建築は見る人によって好き嫌いがはっきりと分かれるだろう。装飾過剰と感じる人は胸が悪くなるくらいイヤだろうし、素晴らしいと感じる人はマヤ人は建築の天才集団に思えるかも知れない。
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個人的には文句無しに素晴らしいと思う。写真や映像で見るより実物は遥かに美しい。
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ウシュマル遺跡 尼僧院マヤアーチの天井部分
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マヤアーチとは、両側の石を左右から少しづつ持ち送り式にして作ったマヤ独特の擬似アーチのことで、天井部分が三角形に尖っている。
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真性アーチは古代ローマのコロッセオや水道橋のように天井部分が半円形になっているはず。マヤ人が旧大陸と同じアーチの技術を知っていれば、神殿建築や橋作りに独創的で度肝を抜くような応用を披露してくれただろうに、と思うと残念。
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オルメカ 車輪をつけた犬型玩具
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旧大陸に存在して新大陸に無かった重要な文化要素は、この真性アーチ、車輪の原理、鉄器などであると言われて来た。
でも、車輪を持った動物型玩具がオルメカの墳墓から発見されているのに、それに言及した解説書が殆ど見受けられないのは何故?
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オーパーツなどと言われている得体の知れない物体の中には明らかに後代の偽物と分かるウサン臭い品物が多いけど、この玩具だけはメキシコ国立人類学博物館の立派な展示品。
もっとも、これについても実際に出土した遺物なのかどうか懐疑的な学者も多い。特に米国の学者たち。
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