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第3日目 Part1
 
 
 
夜明けのアンコール・ワット
 
夜明けのアンコール・ワット
朝焼けはカラ振り
 
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 この日の夜明け前、朝焼けに浮かぶアンコール・ワットのシルエットを見ようと、まだ真っ暗な中、頑張って早起きをする。
 しかし、空一面を覆ったぶ厚い雲は朝の太陽光を遮り、見事にカラ振り。気が付けば太陽はとっくに高いところまで昇っていた。このために懐中電灯を持ってきたのに…。
 
 アンコール・ワットは午後に再び訪問。
 
 
 
 
 
 
アンコール・トム 南大門
 
アンコール・トム南大門
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アンコール・トム南大門 ナーガ
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アンコール・トム 南大門直下
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アンコール・トム南大門 阿修羅
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 アンコール遺跡群最初の訪問はアンコール・トム。
 13世紀、ジャヤヴァルマン7世によって築かれた王都。
 
 乳海攪拌で蛇神ナーガの胴体を引く阿修羅たちが左右に居並ぶ橋の向こうに王都の入口、南大門がそびえる。
 この攪拌でナーガの綱を引くパワーはすべて攪拌棒としてのバイヨン寺院の中央祠堂一点に集中している構図だという。
 
 さすがに大観光地、朝から大変な数の観光客が押し寄せている。日差しの関係で午前中はアンコール・トム、午後はアンコール・ワット、というのがお決まりの回り方だとか。
アンコール・トム 堀に咲く蓮の花
全長12キロにわたり王都を正方形に取り囲む環濠。
水面には赤いハスの花が咲く。

 
 方位や星の動きなど人間を取り巻く宇宙から受ける様々な影響と国家の活動を調和させることに王権の根拠を与える西アジア発祥の観念は、宗教や地域を問わず歴史的に普遍的な考え方として広まった。
 特に、インドを含む東南アジア一帯の文化圏では国家イコール宇宙の観念が徹底していた。この地域における2大宗教の大乗仏教とヒンドゥー教は、ともに世界の中心に須弥山がそびえ、その回りに7つの大洋と7つの大陸が同心円をなして環状に取り囲み、最も外側では一つの巨大な山脈が世界を取り巻いている、と共通の世界観を持っている。
 この宇宙論的構造は世界の象徴あるいはミニチュアとしての王都や寺院建築にまで完璧な再現を要求し、中央祠堂(須弥山)と回廊(大陸)と環濠(大洋)を必ず備える必要があった。大乗仏教やヒンドゥー教を根本規範とする社会では、神聖王権授与の根拠として神や仏の化身であるとされる王は須弥山がそびえる世界の中心に君臨して統治することが何よりも求められた。
(参考:『東南アジアにおける国家と王権の概念』ハイネ=ゲルデルン)