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第4日目 Part4

 
 
クバルスピアン

 
 今回、カンボジアで最後に訪ねた遺跡はクバルスピアン。
 バンテアイ・スレイのナラシンハと並んで、この旅の最大の目的はクバルスピアン遺跡を訪ねることだった。
 
 この付近はクメール・ルージュの拠点地区だったため、未処理の地雷がまだまだ数多く埋まっているという。そのため、遺跡へ向かう急な山道の両側には根元近くをペンキで色塗りされた木が何本も立ち並んでいるが、それは「この木よりも外側はまだ地雷の危険性が非常に高いので注意」という警告の印。
 クバルスピアンへ続く山道の安全が確保されるようになったのは比較的近年になってからのようだ。


クバルスピアンへの道 1 クバルスピアンへの道 2
 野生のモンキーバナナがところどころ自生している山道をスタート。最初は緩やかな上り坂、ピクニック気分で行ける。
 しかし、次第に道は狭く険しく急勾配になり、鼻歌どころではなくなる。両手で木の蔦や岩をつかまなければ登れない場所も何箇所か現れてきた。熱帯ゆえの蒸し暑さと足場の悪さで息が切れはじめた頃、滝のある場所に到着。ここまでおよそ40分間の山登り。

クバルスピアンへの道 3
道の途中で出会った子供たち。姉と弟。
ドラえもんのバッジをあげたら喜んでくれた。

 
クバルスピアン 蔦
爬虫類のようにも見える樹木の蔦