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第5日目 part2
バールベック遺跡入口
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中東紛争とレバノン内戦のため、長い間バールベック遺跡へは外国人観光客の立ち入りが禁止されていた。
この時もバールベック観光が本当に許可されるのかどうかまだ半信半疑だったので、実際に遺跡の入口に立った時は色々な意味で感無量だった。
ここは名前が示す通り、本来はパルミラのベル神殿と同じく、バール(ベル)神を祀るために設けられた宗教施設。しかし、紀元前64年にローマ帝国の属州となってからローマ人たちはジュピター神・バッカス神・ヴィーナス神などローマの神々に捧げる大神殿群に作り変えてしまう。
バールベック遺跡 発掘中のヴィーナス神殿
発掘途中のヴィーナス神殿。
まだ瓦礫の山としか言えないような・・・
バールベック遺跡 大庭全景(ジュピター神殿前より)
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発掘途中のヴィーナス神殿を横目に見ながら遺跡入口を入ると六角形の庭があり、ここを通り抜けると広大な大庭が現れる。写真はジュピター神殿跡に登る階段途中から大庭全体を振り返って見たところ。広場中央には二つの祭壇があり、生贄にした動物の血を流した台座もある。
バールベック遺跡 ジュピター神殿の大列柱とライオンの彫刻
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ジュピター神殿に残る6本の大列柱。この神殿は紀元60年頃に建てられた南北幅54メートル東西奥行き90メートルの巨大なもので、ギリシャ・アテネのパルテノン神殿を遥かに凌駕する規模だった。
神殿を支える列柱は6本しか残っていないが、本来は直径2.2メートル高さ22メートルのコリント式円柱が54本も立てられていた。
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ここバールベックの天候も変わりやすい。青空が広がったかと思うと一転して急に降り出しそうなほど暗くなったりする。撮影した写真の色調が一枚毎にバラバラ。
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