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第7日目 part4
 
 
 
ペトラ遺跡  エド・ディルへ登る坂の途中
 
エド・ディルへの道 2
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エド・ディルへの道
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 昼食をとったレストハウスのすぐ脇からエド・ディルへ登る。
 岩に刻まれた400段の石段を約1時間くらい登った先にエル・カズネよりも一回り大きなぺトラ最大の遺跡エド・ディルが待っている。
 
 石段を登る途中で振り返ると遥か遠くに王宮墳墓群が小さく見えた。
 
 
 
 
ペトラ遺跡  山頂の巨大遺跡 エド・ディル
 
エド・ディル 遠景
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エド・ディル 近景
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 エド・ディルは高さ45メートル、幅50メートル。エル・カズネより一回り巨大なぺトラ最大の建築物だが、デザイン的には二つともソックリ。
 でも、岩石の種類が違うのか、それとも日差しの当たり方が違うのか、エル・カズネのようにバラ色に光り輝いているという訳じゃない。
 
 この神殿は紀元1世紀頃、ドゥシュラ神に捧げるために造られたと言われる。
 神殿前の広場からの眺めは最高。草木のほとんど無い荒涼とした大地と水の浸食で出来たと思われる深い渓谷が見渡せる。また、モーゼの兄アロンの墓があるというホル山もすぐ間近に見えた。
 
 “下界”のエル・カズネは「こんなに壮麗な神殿遺跡がこの世にあったのか」と思うほど言葉では言い尽くせない美しさに息を呑むが、この“天空”のエド・ディルは人間のスケールを遥かに越えた壮大さに圧倒される。エル・カズネとは違った意味で文句なしに感動を覚える。
 400段の石段をものともせずにエド・ディルまで登らなければ、せっかくペトラまで来た意味が半減してしまうと言えるほどスゴい遺跡。
エド・ディル 全景
 
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 エド・ディルの周辺にもおびただしい数の穴居群がある。この神殿(寺院)で多くの修道僧たちが暮らしていた痕とも言われる。
 
 
 
 見渡す限り岩と石ころだらけの荒れた大地が延々と広がり、生き物などおよそ住めそうも無い不毛の場所に何千年も昔から人間が住み続けてきたという事は驚きで、人間にとって生存不可能な環境などこの地球上には無いのか、と思えてくる。

 
 
 
ペトラ遺跡  影の薄い遺跡の数々
 
列柱通り
 
テメノス凱旋門
 
カスル・エ・ビント

 石を積み上げて造ったローマ式建造物も幾つか残っている。
 しかし、彫刻の芸術作品のような岩窟建築群と比べると余りにも影が薄く、全く印象に残らない存在。
 
 
 
 
ペトラ遺跡  午後のエル・カズネ
 
午後のエル・カズネ
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 エル・カズネを訪れるなら絶対に朝一番に行くべき。午後になると谷間に日差しが届かなくなるので朝ほど美しくは見えない。
 夕方近くに再びエル・カズネの前へ戻った時、朝と比べてとても色褪せた感じがした。
 
 
 
 
 
ワディ・ムーサに沈む夕陽
 
ワディ・ムーサに沈む夕陽
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 ワディ・ムーサの岩山に沈む夕陽。言葉にならない感動的な美しさ。
 
 
 
 
 
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