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第3日目 part1

 
 
 
クスコ空港
インカ帝国の古都 クスコ空港

 宿泊したリマのホテルで荷物を預かってもらい、4日間分の必要最小限の着替えや旅行用品だけをリュックサックにギュウギュウ詰めにしてクスコへ。

 クスコは高地のために気象条件が悪化し易く、フライトキャンセルが非常に多いと聞いていたのに予定通りの発着だった。とてもラッキーなこと。
 ここは標高3,360メートル。高山病のことをみんな心配している。大丈夫だろうか?
 
 
 
 
 
 
クスコ おばさんパワー

インカ帝国の古都クスコ グループから少し離れて小さな声で売っていたおばさん

インカ帝国の古都クスコ 物売りのおばさんたち

 ホテルから出てくる観光客を待ち伏せしているかのように、物売りのおばさん集団がドドッと押し寄せて来た。

 片言の日本語で、「おねえさん、おにいさん、安いよ、ワンダラー」なんて言いながら品物を振り上げて観光客を取り囲むものすごいパワーにタジタジになる。手に持っているのはセーター、帽子、タペストリー、アクセサリー類など。
 向こうも必死に売ろうとするけど、こちらも要らないものは要らないから買わないし値段も聞かない。集団の少し後ろで「安いよ」と小さな声でつぶやくように言っていたおばさんが一人いて、新入りなのか仲間じゃないのか、ちょっと気になった。

 
 
 
 
 
クスコ 重そうな荷物を背負うインディオの女性たち

インカ帝国の古都クスコ インディオの女性 1

インカ帝国の古都クスコ インディオの女性 2

 クスコの町中では風呂敷包みたいな重そうな荷物を背負ったインディオの女性たちの姿をよく見かける。日用品の買出しなのか、村で採れた農作物を市場へ持って来たのか、あるいは観光客相手のお土産売りなのか。どの女性も表情に少し陰りがあるように見えるのはただの思い過ごしか。

 ところで、高山病はどうなった?
 同じツアーには頭痛がすると言ってホテルで休んだまま外に出られない人が続出したのに、何故か私たち二人だけが全く平気で、逆に恥ずかしいくらいだった。もともとお茶が好きなのでホテル備え付けのコカ茶をよく飲んだ。それが効いたのかも。でも、コカの葉っぱってコカインの原料なんだよな…
 
 
 
 
 
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