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第8日目 part1

 
 
 
イキトス 小雨のアマゾン河
 
雨のイキトス アマゾン河
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雨のイキトス アマゾン河その2
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 この日はペルー北部ジャングル地帯の真っ只中にある町イキトスへ。
 イキトスはアマゾンの源流地帯にあり、かつては天然ゴムの集積地として発展したが今では特筆すべき産業は何も無い田舎町。道路が通じていないので空路と水路でしか行けない陸の孤島。

 また、ここは1997年10月にW大学探検部の二人の学生がアマゾン河をイカダで下る途中、ペルー国軍兵士たちに金品を奪われて殺されるという残酷な事件が起こった場所でもある。
 確かに、1990年に訪れた時も街角にたむろしている男たちが僕たち旅行者を見つめる眼差しにとても険悪な感じを受け、思わずTと二人で「この町はちょっと変だから、あいつらと目を合わせないようにしよう」と小声でささやきあったのを覚えている。
 その7年後に日本の大学生がペルーで殺害されたニュースを耳にして、「やっぱり、イキトスか」という思いがした。同じ大学の後輩でもある彼らの冥福を心から祈りたい。
 
 
 
 
 
 
アマゾン原住民の集落を訪問
雨のアマゾン 小船で川を渡る
 
 船でアマゾン本流から支流へ分け入り、船を降りてジャングルの中を少し歩いた後に掘割のような小川に出る。そこで平底の小さな船に乗り換え、ヤヌア族の集落へ。

 小雨が降っていたせいもあるが、湿度がとても高い。ムッと来る湿気と温度で息をするのも苦しいほど。じっとしているだけで体中から汗が噴き出して来る。
 
 
 
 
 
 
アマゾン原住民ヤヌア族の人たちと
 
雨のアマゾン ヤヌア族の人たちと
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雨のアマゾン ヤヌア族の子供
 
 いかにも、という感じで現れたヤヌア族の村人たち。戦いの踊りを見せてくれたり吹き矢の実演をしてくれたり。

 彼ら手作りの民芸品と日本から持ってきた使い捨てライターとを交換した。でも、その羽飾りのついた民芸品に小さな幼虫がうごめいているのを発見してしまい、帰る途中のジャングルの茂みにその品をそっと置いて来た。(早い話が、捨てたということ)
 Tは、腰にぶら下げていた携帯用の蚊取り線香をヤヌア族の人たちに大変珍しがられ、それを気前よく彼らにあげたのでとても喜ばれた。ジャングルは本当に蚊が多い。しかも病原菌を持つ危険な蚊が。
 帰り際、村の奥にある住居に何気なく目をやると、Tシャツを着て寝転んだ村人のそばで扇風機がブンブン回っているのをシッカリ目撃してしまった。向こうもこちらが見ているのに気付き、ギョッとしていた。まあ、こんなことだろうと予想はしていましたけど。
 
 
 
 
 
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