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第6日目 part2

 
 
 
   チチカカ湖 ウロス島
      トウモロコシを挽くインディオのおばさんと教会
チチカカ湖ウロス島 トウモロコシを挽くインディオのおばさん、後ろは教会
 学校ばかりじゃなく、れっきとしたトトラ造りの教会もある。中にはちゃんと祭壇があって、キリストの肖像画が置いてあった。
 インカの創造神話の一つでは、ここチチカカ湖は太陽神がインカ帝国初代皇帝マンコ・カパックとその姉妹たちを生み出した神聖な場所。

 スペインによる征服の後は、その聖なる場所もキリスト教一色に塗りつぶされてしまった。
 
 教会の横ではおばさんが石臼でトウモロコシを挽いていた。
 やってみなよ、と言うように道具を貸してくれたので見よう見真似でしてみたけど上手く挽けるはずもない。
余談: 上の写真で教会に入ろうとしている後姿の男性は、現在では大変有名な作家となった某氏の20代後半頃の姿です。同じツアーのメンバーでした。将来、こんな大作家になられると判っていればサインでももらっときゃよかった、なんてネ。
 
 
 
 
 
 
チチカカ湖 トトラで作った葦舟
チチカカ湖ウロス島 葦舟を力強く漕ぐ T
 
 葦舟(バルサ・デ・トトラ)に乗ってみた。わら束で出来た船は水漏れして沈没しないのか少し心配。でも、乗ると意外に安定感がある。
 チチカカ湖の水はきれいで透明度が高かったし、とても冷たかった。

 船頭のおじさんが湖に生えているトトラを抜いて表皮をむき、白ネギのような根元近くの部分をかじってみろと言うのでかじってみる。甘いでも苦いでもなく無味で美味しいとも思えないが、これをウロス島の子供たちはおやつ代わりに食べる。
 でも、このあたりって、ウロス島住民の“ありとあらゆる”生活排水がそのまま放出されてるところなんだよな、なんて気づいた時にはもう遅かった。水の中のトトラを食べてみたり、「おっ、冷たい!」なんて手を水に浸してバシャバシャしたり、これでお腹をこわしたらどうしよう、としばらく不安だった。
   
 
 
 
 
 
チチカカ湖 ウロス島 カラチの干物
チチカカ湖ウロス島 カラチの干物

 島の広場の一角にフナによく似たカラチという名前の魚が並べて干してある。この臭いは相当なもので鼻が曲がりそうなほど。出来上がった干し魚はプーノの市場へ持って行く。

 なお、チチカカ湖の日差しは思いっきり強烈で、帽子をかぶらなかったら頭の地肌が日焼けでボロボロむけてきた。チチカカ湖周辺で帽子は必需品。
   
 
 
 
 
 
チチカカ湖 ウロス島 おみやげ売り
 
チチカカ湖ウロス島 おみやげ売り
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 ここでも、おみやげ売りの声が賑やかだった。勿論、カタコトの日本語が飛び交う。
 つい先程までトウモロコシを挽いていたおばさんまでもが、いつの間にか売り子に早変わりしている。
 手に持って突き出して見せるのはトトラで作った葦舟のミニチュアやカラフルなタペストリーなど。
 小学校の子供たちも授業を中断して出迎えてくれたし、個人の家の中や教会の中も自由にのぞかせてくれたし、お礼に何か買わなきゃいけないような気にさせられる。笑顔でニコやかにもてなしてくれたその最後におみやげを売りつけるとは、なかなか頭脳的な商売の仕方。
 
 
 
 
 
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