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第2日目 Part4

 

Shiraz - 4

 
エラム・ガーデン  (シラーズ大学 附属植物園)
 
 シラーズは大詩人たちを輩出した土地であることと並んで、バラの町としても知られる。標高1540Mにあるシラーズは穏やかな気候のもとで花や果樹の栽培が盛んに行われている。
 エラム・ガーデンは19世紀のガージャール朝時代に造られた庭園で、バラ園が美しいことで有名。園内の中央にはガージャール朝を代表する建築のひとつ、エラム宮殿がある。
 現在、この庭園はシラーズ大学の附属植物園となっていてエラム宮殿はその一画が大学の研究所としても使われている。なお、シラーズ大学はテヘラン大学と並んでイラン最高学府に位置付けられる名門中の名門大学。
エラム・ガーデン 1
エラム・ガーデン 2
エラム・ガーデン 3
エラム・ガーデンはバラ園で有名なのに
バラの花がどこを捜しても見当たりません。
当たり前か、今は11月…。
 
エラム宮殿  (エラム・ガーデン中央)
エラム宮殿1
エラム宮殿 3 エラム宮殿 2
エラム宮殿 5
エラム宮殿 6 エラム宮殿 4
 
シラーズ大学生
 シラーズ大学の女子学生。ガーデン正面入口の公衆電話BOXで友人同士、キャーキャー笑い転げていた。話し掛けたら「カメラ大好きだから撮ってもいいよ」と言うので撮影。ホントによく笑う子でした。
 若い世代の女性はこの学生のように結構ハデな色使いの服装で、髪の毛もスカーフで前髪を隠したりしていない。イランでは徴兵制が存在するために男性は大学へ行く機会が限られ、かえって女性のほうが大学に進学し易い環境にあるという。現在では大学生の75%が女子学生で占められ、全大学が女子大化しつつあると聞いた。
 大学教育という「武器」を手にした彼女達が女性の職業や服装に関して厳しい戒律があるイランの祭政一致社会をやがてこの先、劇的に変革する時限爆弾のような存在に思えて面白い。宗教革命の次は女性革命か。しかし、西欧の価値観が全てでないのは言うまでもないこと。
 ただ、現在イランで一番裕福な階層は宗教指導者たちであることは紛れも無い事実。石油利権を独占し、イスラムの律法とかけ離れた贅沢三昧の生活を送っている大金持ちが多いという。国民の間の所得格差が更に拡大し、厳格であるべき宗教指導者たちの腐敗が知れ渡れば再び国家体制が根本から覆る可能性があるのかも。
なお、上の写真の女子大生にはネット上で写真を公開する許諾を得ていないので、万が一このページを見つけたら猛烈に抗議されるかも。彼女の目に触れないことを祈る毎日。