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第6日目 Part3

 

Yazd - 4

 
ヤズド      沈黙の塔
ヤズド  沈黙の塔1
 ゾロアスター教徒が鳥葬・風葬の場として使用していた沈黙の塔。正しくはダフメ・ザルトシュティヤーンと言う。ダフメという言葉を聞いたことはあるけど、墓場のことだったとは知らなかった。
 ゾロアスター教では創造主アフラ・マズダの叡智の属性が7つの創造物(火・土・水・風など)に宿して善霊となり、邪悪・憤怒・嘘などの悪霊と絶え間ない死闘を演じていると考えられている。そして、死は善霊が悪霊に屈服した最悪の状態であり、死体に直接触れることは最大のタブーとなる。その死体を聖なる火や土を使って焼いたり埋めたりすることは断じて許されざる行為に他ならない。そこで、死体は野ざらしにして腐った肉が鳥についばまれ、残った骨が風に吹かれて風化してゆく葬送法を採った。
 ここには大小二つの塔があり、高い場所にそびえる大きいのが男性の死者用、それよりも低い所にある小さいのが女性の死者用。今回は女性用に登ってみた。
 
 なお、現在では法律で鳥葬・風葬は禁止され、ゾロアスター教徒も土葬となっている。
 
ヤズド  沈黙の塔2
 手前が女性用、その向うにそびえるのが男性用。
 
ヤズド  沈黙の塔3
 坂道は砂利や小石がゴロゴロしているので充分に注意しないと、とても滑りやすい。
 
ヤズド  沈黙の塔4
 塔の中。
 たぶん、中央の丸い穴の辺りに遺体を置いたのだろう。
 
   ここが本来の出入口
   現在は閉鎖されている。
ヤズド  沈黙の塔5
 
 塔からは遥かにヤズドの町が見渡せる。
ヤズド  沈黙の塔7
 
ヤズド  沈黙の塔6
 草も木も一本も生えていない荒涼とした岩山地帯。
ヤズド  沈黙の塔8
 
 鳥葬と言えば、まず思い浮かぶのはチベットやアンデス。これらの地方では埋葬地や火葬用薪木の制約から鳥に遺体処理を委ねたのかも知れない。鳥たちがついばみ易いように遺体を細かく切断している写真を見たこともある。魂が鳥と共に天高く飛翔するために、というのは後で考えた言い訳のように思える。
 ここヤズドではどうだったのだろうか。
 
ヤズド  沈黙の塔9
 
 また、このヤズドの沈黙の塔は古代史にも独自の視点を持っていた推理小説作家の松本清張氏が奈良の二上山との関連を推察した場所でもある。ペルシアから大和飛鳥へと繋がるゾロアスター教伝播の流れが存在したのではないか、と。
 
ヤズド  沈黙の塔10
 雑誌や旅行パンフによく載っている超有名な爺さんとロバ、そしてワタクシ。
ヤズド  沈黙の塔11