Copan
― コパン遺跡(6)―
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以下は、すべてグレート・プラサに集中して建っている18ウサギ王の姿を彫ったステラたち。これらはいずれもマヤ芸術の最高峰に位置付けられる石彫の極致であり、文句ナシに必見。他のものは何も見なくとも、これらのステラを見るだけでもコパン遺跡を訪れる価値があると言えるほど。(大半はレプリカに置き換わっているが…)
(西側から見た)グレート・プラサ全景
695年に即位した18ウサギ王はコパン最盛期に君臨した王の中の王『神聖王』であると同時に、738年、キリグアのカック・ティリウに捕えられて処刑され、コパン衰退の遠因を作った人物でもある。
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コパン遺跡 ステラA
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【大失敗!!】
小神殿の左にポツンと建っているのがステラA(背面)。
コパンで最も重要なステラであるはずのステラAの拡大写真を一枚も撮っていなかった! 二人とも互いに相手がカメラに収めているだろうと思い込んでいたのデス。
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ステラAに刻まれた日付は西暦731年。
裏面にはコパン、ティカル、カラクムル、パレンケの紋章が見られる。これら4つの都市の間にはどんな関係があったのか。
特に、古典期マヤでは宿敵同士だったティカルとカラクムルの紋章文字がこのコパンの石碑に仲良く刻まれているのは何故…
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コパン遺跡 ステラB
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ステラB 前面
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ステラB 背面
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コパン遺跡 ステラC
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長い間倒れていたため、地面と接していた部分に建立当時の赤い塗料がよく残っている。
他の多くのステラの背面にはマヤ文字が刻まれているが、このステラCは背面にも王の姿が彫られてリバーシブルとなっていて、とても珍しい様式。
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コパン遺跡 ステラD
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グレートプラサの北端
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コパン遺跡 ステラH
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このステラHの極めて精巧な等身大のレプリカが
岡山県のBIZEN中南米美術館(旧・森下美術館)の
正面玄関脇にも置いてあります
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コパン遺跡 ステラF
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遠景で撮ったので、 かなりピンぼけ写真…
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コパン遺跡 ステラ4
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アルファベットではなく、 何故か数字で表されるステラ4
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ステラ、じゃないけど...
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南米のサン・アグスティンあたりにでも、よくありそうな表情。捕虜の姿を彫ったものか。
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頭に西洋風の王冠を冠り、髪の毛をカールしているような人物。王冠のはずは無いけど。
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