Ceibal
― セイバル遺跡(2)―
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セイバル遺跡 天文台(?)とジャガーの祭壇
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セイバル遺跡で最初に訪れたのは“天文台”と言われる円形をした遺構。果たして本当に天文台だったかどうかは不明。この遺構が修復されたのは比較的近年のことらしいが、この修復でコンクリートが大量に使用されているのは何とも納得が行かない。他にやり方がなかったのだろうか。
正面階段の下にはジャガーの祭壇がある。
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後古典期にはチチェンイッツァ遺跡のカラコルなどの例があるものの、古典期以前のマヤには円形の建物は何故か存在しなかったとされる。そのため、これは侵略された(?)後の9世紀から10世紀の間に建てられたものだろうと現在のところ考えられている。
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セイバル遺跡 球戯場跡
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セイバルの球戯場跡。まだ復元されていない。両側のスロープで何とか球戯場跡と判明がつく程度。
現在のところ修復されている建造物は先の天文台と言われる建物跡と次に行った南の広場に建つ小神殿だけのようだ。
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セイバルはもっときちんと遺跡公園として整備されれば、ロケーション的に言っても今よりずっと多くの訪問者を引き寄せるスポットとして成功するだろう。何年あるいは何十年先になるのか判らないが、一応の学術調査が終わり次第、整備に着手してもらいたい。
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セイバル遺跡 未修復の遺構とサクベ(幹線道路)跡
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セイバル遺跡で樹木が切り開かれている場所は少なく、大部分は昼でも暗い鬱蒼とした密林の中に埋もれている。
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